依頼内容

Brother HS-70A 平成17年～18年製造　ワイヤーカット機

こちらの機械ですが、放電加工開始後5分～10分までは通常通りに動いてくれますが、放電開始後5分から10分後に下記エラーが必ず出て止まってしまう症状になります。

エラー概要は、

エラー8096　入出力タイムオーバー
発生原因　WD基板/ワイヤCPU間の通信中にフレーミングエラーが発生しました。外来ノイズによる影響が考えられます。WD基板又はケーブルの故障や接続不良も考えられます。

エラー8230　入出力CRCエラー
発生原因　WOP基板/ワイヤCPU間の通信中にCRCエラーが発生しました。外来ノイズによる影響が考えられます。ＷＯＰ基板又はケーブルの故障や接続不良も考えられます。

エラー8231　入出力タイムオーバー
発生原因　ＷＯＰ基板/ワイヤＣＰＵ間の通信中に、フレーミングエラーが発生しました。外来ノイズによる影響が考えられます。ＷＯＰ基板又はケーブルの故障や接続不良も考えられます。

上記内容となり、まず、正常動作確認済みの手持ち品が「JWS600-12 TDKラムダ ACDCコンバーター ユニット型電源」がありましたのでこちらを交換してみましたが症状は変わらず放電加工後、5分後に上記エラーがでてダメでした。

次にWD基板とWOP基板に繋がる配線コネクタ部の抜き差し、接点回復剤を全箇所試しましたが変わらずでした。

電気の事は本当に知識が乏しいのですが、エラーが出るのは放電開始後5分から10分の間に限られ、電源を入れていても放電さえしなければエラーは出ません。その状況から基板上のノイズ除去の働きをする箇所の不具合でうまく放電時のノイズを除去できずに放電時のノイズが乗ってエラーが出ていると思うのです。

同機種加工機が他にもう一台あります。
こちらは不具合なく稼働中です。こちらの機械からWD基板、WOP基板を外す事ができます。（基板のみ）

正常動作する基板を利用し、不具合基板の不具合個所の特定は可能でしょうか？

まずは【不具合個所の特定のみ】のお見積りでお願いいたします。